スイング改造か、無観客か 全英女子、渋野の2連覇を阻んだもの(産経新聞)

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 8月23日に閉幕した女子ゴルフのメジャー、AIG全英女子オープンで2連覇が期待された渋野日向子(ひなこ、21)は無念の予選落ちに終わった。6月に開催された国内開幕戦、アース・モンダミン・カップ、全英女子の前哨戦、スコットランド・オープン(8月13~16日)に続く、3大会連続の予選落ち。2試合はリンクスの難コースだったこともあるが、スイング改造の影響、コロナ禍による相次ぐ大会中止による試合勘や経験の欠如、無観客なども不振の背景にあるようだ。  全英女子で予選落ちした渋野は「寝て起きても悔しさはあった」と、翌22日も会場に姿を見せ、夕方まで青木翔コーチの指導の下、スイングなどのチェックを受けた。2日間で通算12オーバー。「どうしたらいいか分からない状態」「パーを取るのにいっぱいいっぱい。これでは上に行けない」。コメントからは困惑ぶりとともに悔しさがあふれた。  昨年、国内外でツアー5勝を挙げるなど大躍進を遂げた渋野。さらなるレベルアップを図るため、オフに大幅なスイング改造に踏み切った。体重移動を少なくし再現性を高めるため、広めだったスタンス幅を狭めた。さらには、ドライバーのシャフトを変え、斎藤大介トレーナーの下で、ウエートトレーニングを増やした。確かに、筋力はアップし、飛距離は10ヤード程度は伸びた。だが、アプローチに不安を残したまま全英女子を迎えることになった。  舞台となったロイヤルトルーンGCは海沿いにあり、強風が吹き荒れるリンクスで屈指の難コース。4日間を終えてアンダーパーで回った選手が優勝したソフィア・ポポフ(27、ドイツ)らわずか4人しかいなかったことからも過酷な条件だったことが分かる。  そんな中でも、渋野の2日間のフェアウエーキープ率は75%と全体でも12番目だった。しかし、パーオン率は50%に止まり、パット数は63を数えた。データを見る限り、問題はドライバーよりもアプローチショットとパッティング。渋野自身も「全体を通してセカンドショット、アイアンショットが全然駄目。どうしたらいいか分からない状態だった」と振り返っている。  渋野は日本では経験したことがない強風に圧倒され、平常心を失っていた面もあるようだ。「距離感がつかめない」とも語っていた。強気なパッティングも影を潜めた。  日本のゴルフ関係者は「この難コースを若さや勢いで乗り切るのは難

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(2020/09/20)