照ノ富士、快勝で2敗守る 攻めの姿勢貫く(産経新聞)

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 大相撲秋場所8日目は20日、両国国技館で行われ、照ノ富士が玉鷲を破った。  狙ったまわしは取れなかった。照ノ富士は慌てなかった。張り手や突きを繰り出して前に出た。玉鷲の隙を見て右を差し、左も差した。最後は万全の体勢で寄り切り2敗を守った。「勝ってよかった。我慢して前に出ることしか考えてなかった」。力強く言った。  受け身の相撲で初日から連敗した。3日目以降は一転して攻める姿勢を貫き6連勝。強さが際立つ。土俵下で相撲を見守った高田川審判長(元関脇安芸乃島)は「日に日によくなっている。先場所みたいだ。どんどん力を出している」と賛辞を惜しまなかった。  大関から序二段まで転落して幕内に復帰。さらに先場所は幕尻で復活優勝を遂げた。角界の長い歴史で誰も通ったことがない道だった。今場所は、過去に貴闘力、徳勝龍ら幕尻優勝を果たした力士が翌場所で大負けする「ジンクス」も破ろうとしている。  両横綱が休場した今場所は2敗で9人が並走する大混戦となっている。8日目を終えて10人が2敗で並んだ平成15年名古屋場所以来となる多さで、土俵から目が離せない。初日から2連敗して賜杯を抱いた力士はいない。達成すれば史上初の逆転優勝になる。  照ノ富士はすでに三役以上との対戦を終え、下位とぶつかるばかり。役力士との対戦を控える貴景勝や正代より有利な状況にある。「まだ終わっていないので残り頑張る。目の前の一番を集中してやるだけ」と元大関。連覇へ視界が開けてきた。(浜田慎太郎)

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(2020/09/20)