オリックス黒星も光 高卒2年目太田&宜保が二遊間(日刊スポーツ)

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<オリックス4-5西武>◇20日◇京セラドーム大阪 痛恨の逆転負けにも、光があった。オリックス中嶋監督代行が大胆な用兵に踏み切った。1軍に昇格したばかりの太田&宜保の19歳コンビを抜てき。高卒2年目の先発二遊間は球団では81年ぶりで、ともに序盤から躍動した。 【写真】ベンチから試合を見つめる太田と宜保 まずは3番太田のひと振りだ。1回2死。西武松本の内寄り速球を左翼席最上段へ。7月17日ソフトバンク戦以来、2カ月ぶりの3号ソロで先制した。 太田は試合中に「めちゃくちゃ気持ちよかったですし最高です」とコメント。負けじと呼応したのが、今季初1軍だった宜保だ。3回2死一塁。松本の高め速球を強振すると、左中間を破る適時二塁打になった。「まずは今年1本目のヒットを打つことができて、気が楽になりました」とプロ初適時打&初打点を振り返った。 宜保は、5月18日に右手有鉤(ゆうこう)骨の疲労骨折で離脱。長くリハビリを続けた。春先は遊撃のレギュラー有力候補だったが、無念の故障。声を掛けたのが、当時2軍監督だった中嶋監督代行だ。「早く使いたい。戦力として見ている」。2軍戦で先発復帰したのは9月から。指揮官は「もう少し時間をかけた方がいいのかな」と明かす。時期尚早でも、1軍に呼んだのは期待の表れだ。 2人の奮闘で勝ちムードだったが、8回に吉田凌が森に逆転打を浴びた。指揮官は「あの2人で点を取って絶対に勝たないといけない。それにつなげられなかったのが悔しい」と振り返った。今季初めて観衆が1万人を超えた日、今季初の3発は実らず3連戦3連勝も逃した。だが、新たな息吹もあった。【酒井俊作】 ◆1939年(昭14)のプロ野球 9球団が所属する、1リーグ時代。前年までの春秋2シーズン制を改め、初めて通年で各球団96試合ずつ戦った。巨人が優勝し、オリックス前身の阪急は3位。後に名監督となる川上哲治(巨人)が3割3分8厘、鶴岡一人(南海)が10本塁打でそれぞれタイトルを獲得。投手では、スタルヒンが記録した42勝は現在もプロ野球シーズン最多タイ記録として残る。

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(2020/09/20)