酪農のマチを守るため…農業高校生徒が小学生に「出前授業」 北海道中標津町(HBCニュース)

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 シリーズでお伝えしている「SDGs北海道から未来へ」。国連が掲げる17の目標のうち、17日、取り上げるのは、8番「働きがいも経済成長も」と11番の「住み続けられるまちづくりを」です。住みやすさナンバーワンのマチを目指して、高校生が奮闘しています。  生乳の生産量全国2位を誇る道東の中標津町。地元の中標津農業高校では、SDGsの食農教育のもと、生徒全員がマチの課題解決と未来づくりにチャレンジしています。  中標津町は、2012年をピークに人口が減少し、高校卒業後は、進学のためにマチを離れる若者も少なくありません。  そこで、生徒たちは「マチの魅力を伝えたい」と小中学生への出前授業に取り組んでいます。この日訪れたのはロボットを導入した農場…。最新の酪農技術に子どもたちも驚きです。  マチの魅力を伝えようと奮闘する中標津農業高校の生徒たち。最新のロボットを導入した農場で、出前授業を行いました。  「これ1億8000万円。搾乳に時間がかかってしまうと牛にストレスを与えてしまいます。だけど、これは機械だから牛を怒ったり叩いたりしないので牛にストレスがかかりにくいようになっています」(中標津農業高校3年・山口優希也さん)  牛舎の中にも餌を与えるロボットが…。  「牛のために工夫していて、とてもすごいと思いました」(小学5年生)  「ここみたいに機械とかを入れたら人にも牛にもいいなと思いました」(中学2年生)  担い手不足に悩む生産者も、高校生の取り組みに期待します。  「農業をすることの楽しさを、そういった取り組みから理解していただければ、農業が未来に続く。そういった若い人たちが農業の仕事をしてくれる状況ができると非常にうれしい」(希望農場・佐々木大輔社長)  中標津町は、10年ほど前から小麦栽培にも力を入れています。生徒たちは、小麦を使ったパウンドケーキの開発にも挑戦しています。  「小麦粉をすった時に出る殻を入れているので、ザラザラ感が出たりしちゃうので、そこをなくしたりするのが大変ですね」(中標津農業高校3年・土井上和那さん)  100パーセント中標津産全粒粉のパウンドケーキ。小学生に食べてもらうと…  「おいしいです」「もう1個食べたい」「いつもと違う食材を使っていてすごいなと思った」(小学生)  出前授業やご当地グルメの開発。その先に彼らが

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(2020/09/20)