30歳でゴルフを始めた男、寺西明は地の利を生かして日本タイトル獲得 「頭の中で鳴尾GCを何万回も考えた」(ゴルフ情報ALBA.Net)

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<日本シニアオープン 最終日◇20日◇鳴尾ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6601ヤード・パー70> 古江彩佳がプロで初勝利! 口紅の色が優勝カップに色移り?【大会写真】 「日本シニアオープン」で優勝した寺西明は異色の経歴の持ち主だ。30歳でゴルフをはじめ、兵庫アマや関西ミッドアマなど、数々のアマチュアタイトルを獲得してきた。その間、アマチュアとしてレギュラーツアーの「関西オープン」や「ANAオープン」にも出場したことがある。そんな男が、プロテストに合格したのは15年の49歳のとき。シニアツアーの予選会を経てプロデビューを果たした。 レギュラーツアーでならした百戦錬磨の猛者たちを相手に、昨年までにシニアツアーでは通算3勝。今大会で4勝目になる。トップアマから、今ではトップシニアプロに登りつめた。優勝会見では、藤田寛之や川岸良兼といったスタープレーヤーたちと一緒に回ってどんな気持ちかと質問が飛んだ。 「僕からしたら一人のプレーヤーとしか見てない。実績も何もかも素晴らしいですけど、同じシニアプロとして、そこで(藤田や川岸を)スターと思うなら僕はここでプレーしてない。そこは負ける気なしでいかないと。やっぱり勝ちにいかないといけないというのが自分の頭にあるので、そういう見方をしたことはないですね」と言ってのけた。 優勝スコアのトータル5アンダーは大会唯一のアンダーパーで、2位の岡茂洋雄はイーブン、川岸良兼の1オーバー、手嶋多一らが2オーバーで続く。初日から首位を守り、終わってみれば2位に5打差の圧勝劇。「生意気なことを言うと、本当はもう少し伸ばせると思っていたんです」というコメントまで飛び出した。 会場の鳴尾ゴルフ倶楽部は、寺西がアマチュア時代の12年に日本ミッドアマで3位になるなど、思い出のコースでもある。「ここでシニアオープンをやるというのを知ったときから、ここで勝つ、地元優勝したい」と思いを馳せていた。「チャンスでもあったんです。ここは難しいので、地の利というのがすごく生かせる。自分自身で鳴尾GCを頭の中で何万回あったか分からないくらい考えていた」。数年越しの、まさに“狙い通り”の優勝だった。 一番の目標だった日本シニアオープンを制して、次の目標について聞かれた寺西は、「やっぱりこの上には日本オープンもあれば、海外の試合もあるわけですから。シニアの賞金王もある。

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(2020/09/20)