売れるオーディオキャプチャー、テレワークと配信ニーズで活況(BCN)

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 コロナ禍で生まれたテレワーク需要や巣ごもり需要で、売り上げを伸ばしている製品群の一つがDTM(Desk Top Music)関連機器だ。コンピューターを活用した音楽制作用機器を中心とした市場だが、好調を維持している。特に、販売が伸びているのはオーディオキャプチャー(オーディオインターフェース)。BCNランキングの集計では、3月に前年比149.7%と売り上げが急増。5月に204.6%、6月に228.6%増と倍増以上の勢いだ。  アナログ音声をデジタル化してパソコンにUSB接続するための機器だが、用途は音楽制作に限らずストリーミング配信などにも活用できる。あっという間に普及したオンライン会議で、さらにクリアな音声のために外付けマイクなどを使う際に活用する人も増えているようだ。音声用ミキサーの中には、オーディオキャプチャー機能を内蔵しているものがあり、あわせて需要が伸びている。  DTM関連機器全体は、3月に販売台数前年比が118.0%を記録、4月に129.5%。5月に144.2%とピークを形成した。ところが、急激な需要増と部品供給体制の問題などで全般的な品薄状態に陥り、7月に98.9%とわずかながら前年割れに後退。供給体制は復旧に向かい、8月に131.5%増と再び大幅増のペースに回復した。    メーカー別では、もともとコルグとヤマハが1位・2位を争っていた市場。ただし、コルグがキーボードなどのMIDIコントローラー、ヤマハがオーディオキャプチャー機能内蔵のミキサーがけん引役で、主要製品の守備範囲はやや異なっている。現状では、さらに用途が広いオーディオキャプチャーやミキサーや主力に据えるメーカーがシェアを取りやすい市場構造だ。  8月のメーカー別販売台数シェアは、ヤマハ15.8%で首位。品薄が続いていた、ストリーミング配信向けのミキサーAG03の生産がようやく回復しつつあり、トップシェア獲得に寄与した。    AG03は、8月のDTM関連機器の販売台数シェアでも10.0%を記録し機種別ランキングでも1位。オーディオキャプチャー機能を備えたミキサーで、マイク入力は1系統でヘッドセットやライン入力など含め3チャンネルの音声をコントロールできる。音質を調整するイコライザーやエフェクターも備え、小型ながら必要十分な機能を備えていると人気だ。YouTuberにも愛

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(2020/09/20)