20年落ち中古フェラーリにトラブル発生! 今夏まったく乗れなかったワケとは(連載:29歳、フェラーリを買う)(GQ JAPAN)

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わが360モデナは、ひと夏のあいだフェラーリ横浜サービス・センターに入庫していた。正確には今なお入庫している。 これほど長く愛車に乗れないのは久しぶりだ。とはいえ、酷暑の夏にちょっと古いフェラーリを乗りまわそうとも思わないから、あまり気にはならない。エアコンの効きは今のフェラーリに比べれば弱いし、クルマへの負担も大きいはず。 「ガンガン乗りまわしてこそ所有する意味があるのでは?」と、話す人もいるが、いざ自身で所有すると、そうはいかない。フェラーリは荷物もそんなに積めないし、人もたくさん運べるわけでもない。行く先も限られる。普段の買い物からレジャーまで、ガンガン乗りまわす、という種類のクルマとはいいにくい。 なかには「下取りの価格が落ちるのを気にして、乗らないんでしょ?」と、意地悪を言ってくる人もいるが、そういうことではないのです。 そもそも下取りを気にするぐらいならフェラーリなんか所有しない。フェラーリのリセール・バリューがいいのは間違いないだとしても、諸経費込みで購入した車両が、そっくりそのままの金額で売却出来るケースは稀だ。いくらかの値落ちは避けられない。得をするのは不可能なのだ。 しかも、乗らないからといって維持費がゼロになるわけでもない。年間10万円超の自動車保険、自動車税、駐車場代、たまに発生するトラブルの対処費用などいろいろ費用が発生する。ま、それはフェラーリに限った話ではなく、あらゆるクルマに言えることではあるけれど。 もちろん、いったん登録を抹消し、一切公道を走らせず、ひたすら“保管”し続けるのであれば、自動車税も自動車保険料も必要ないから負担は大幅に軽減される。とはいえ、これではまったくクルマに乗れなくなる。コレクターズアイテムとして保管するなら良いかもしれないが、ボクは気が向いた時にふらっとドライブに出かけたい。 だからナンバーを取得し、それなりの維持費を負担し、所有し続けているのだ。フェラーリを所有し続けるのは、なかなか大変である。最近では、冷却水漏れのトラブルが発生した。それほど乗ってもいないし、整備もきちんと受けているにもかかわらず、だ。

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(2020/09/18)