【実験】事故を減らすにはドライバーは「夜の右側」に警戒(静岡県)(静岡放送(SBS))

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 9月、県内で起きた死亡事故です。亡くなった人の年齢を見ると65歳以上の「高齢者」や10代から20代の「若い人」が目立ちます。事故を減らすためにドライバーに求められるのは「夜の右側」への警戒だといいます。  2020年、県内で起きた事故の件数は、新型コロナによる外出自粛の影響もあり、1万4288件と2019年の同じ時期と比べて3286件減少しています。しかし、死者数は10人増え、76人が交通事故で命を落としています。 <県警交通企画課 田原伸彦管理官>「心配されるのは、ドライバーから見て道路の右から左に向かって渡っていく時に事故にあう確率が高い」  県警が過去5年間の事故を調べたところ、夜間、道路を横断中亡くなった人は左からの歩行者と比べて右から歩行者が約5倍多いことが分かりました。 <和田啓記者>「夜間の事故を減らすにはどうしたらよいのか。クルマのヘッドライトの特性を知っておくことが一つのカギです」  左側通行の日本では車のヘッドライトの多くは、右より左のほうが光の届く距離が長くなっています。左右のライトの照らす距離が異なるのは、左側を通行する歩行者を発見しやすい、右側を通る対向車がまぶしくないなどの理由があります。こうした車の特性もあり、右からの歩行者は見つけづらいのです。さらに、高齢者は歩くのがゆっくりで道路を渡り切る前に進んできた車とぶつかる恐れがあります。 <県警交通企画課 田原伸彦管理官>「ドライバーからすると、発見した時にはすでに道路の真ん中くらいまで来てしまっている。はっと思ってブレーキを踏んでも間に合わない。このような悪条件が重なって、右側からの高齢者が事故にあうケースが多いと捉えている」  日が沈むのがますます早くなるこれからの時期、「夜の右側」に視野を広げて運転する必要があります。

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(2020/09/18)