県 公文書の性別欄見直しへ 来年度の運用目指す(KKB鹿児島放送)
【リンク先抜粋】
LGBTなど性的少数者への配慮のため、鹿児島県は組織全体で公文書の性別欄の見直しに向け検討を進めていると明らかにしました。原則、来年度からの運用を目指しています。
(県男女共同参画局 印南百合子 局長)
『現在、知事部局、教育委員会及び県警察本部などにおいて、対象文書の洗い出しを行っているところであり、原則、来年度、実施可能な場合は今年度から先行して見直した文書を使用することとしている』
18日の県議会の代表質問で県は、公文書の性別欄の見直しに向け教育委員会や県警などを含め、県の組織全体で検討を進めていると明らかにしました。
法令で性別を記載することが求められているものなど性別の情報が必要な場合を除き、対象となる文書を精査していて、原則、来年度からの運用を目指しています。
なお、県教育委員会はすでに来年度の公立高校入試から、入学願書の性別欄を廃止する方針を示しています。
一方、アメリカ軍の訓練移転の候補地となっている西之表市の馬毛島について、松下正環境林務部長は、国による土地の買収が進んだため、許可を越える範囲で森林開発が行われていないかを調べる県の立ち入り調査は事実上困難になったと説明しました。
(県環境林務部 松下正 部長)
『防衛省からは馬毛島の土地の取得状況について、島全体の面積の99%に達している旨の説明を先般受けたところであり、こうした状況を踏まえると、立ち入り調査は事実上、困難になったと考えている』
国有地になると、森林の開発を規制する林地開発許可制度の施工を理由とした県の立ち入り調査の対象からは外れるため、と説明しています。