李登輝元総統の高校時代を垣間見られる特別展、台北で開催/台湾(中央社フォーカス台湾)

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(台北中央社)故・李登輝元総統など、多くの人材を輩出した日本統治時代の旧制高校「台北高等学校」を紹介する特別展が18日、同校を前身とする台北市の台湾師範大学で始まった。開会式には、同校の同窓会会長で、台湾独立運動家として知られる辜寛敏氏ら多くの同窓生が招かれた。 同校は1922年創立。卒業生は原則として、試験免除で帝国大学に進学することが可能だったが、超難関であったため、入学できる台湾人は全体の2割に満たなかった。李氏が在籍したのは41~43年。同展では、同大が見つけた李氏の在学時代の資料のほか、後に同大で講演したり、インタビューを受けたりした際の映像も公開される。 辜氏は、当時の台北高校の校風について、外見を重視しないバンカラ気風で、生徒は身だしなみを気にしないどころか髪も洗わなかったと紹介し、卒業後は台湾の医学や経済、社会などに多くの貢献をしたが、最も優秀だったのは李登輝氏だったと振り返った。 李氏のインタビュー映像では、先輩が竹刀を持って部屋を回り新入生を“歓迎”した学生寮の風習や、同級生とゲーテやカント、ソクラテスの話題に花を咲かせた思い出などをうれしそうに語る李氏の姿を見ることができる。 同展のほか、同校の文物を受け継いだ同大理学院(学部)が整理した植物標本400点と植物画250点を展示する「台北高等学校植物標本展」も同時開催される。 いずれも10月15日まで。 (陳至中/編集:塚越西穂)

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(2020/09/18)