なぜ彼は人生初の“新車”にWRX STIを選んだのか?(GQ JAPAN)

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個人的な2019年の最大ニュースは、人生初の新車購入だった。選んだのは、いまや希少な国産スポーツセダンのスバル「WRX STI」だ。 自動車ライターを稼業としているので、さまざまなクルマに触れる機会はある。当然、おなじ程度の予算で、ほかにもさまざまな選択肢があるし、より最新モデルだって購入出来る……にもかかわらず、数回の商談で、あっさりとハンコを付くことになろうとは、自分自身、驚きだった。 購入過程を振り返るべく、時計の針を2019年10月に巻き戻したい。10月24日より開幕した東京モーターショー2019のスバルブースから“購入物語”が始まるからだ。 この年、スバルブースの目玉といえば、新型「レヴォーグ」のプロトタイプだった。しかし、もう1台、熱視線を集めるクルマがあった。生産終了が決まったスポーツセダン「WRX STI」の最終限定車の「WRX STI EJ20ファイナルエディション」のプロトタイプだ。 ゴールドのBBS製19インチ鍛造アルミホイールや手がくわえられたエンジンなど、最終限定車に相応しく、特別装備が奢られるだけでなく、チューンアップがなされており、さらに限定数もかつてワールドラリーカーのスポンサーだった、ブリティッシュ・アメリカン・タバコの商品「State Express 555」にゆかりのある数字に合わせ、“555”台のみ。1990年代、商品ロゴの“555“を貼り付けたインプレッサが、さまざまなレースで活躍したのが懐かしい。 WRX STIに搭載される2.0リッター水平対向4気筒ガソリンターボ「EJ20型」も、生産終了がアナウンスされた。初代「レガシィ」に搭載されて以来、スバルの高性能車に多数搭載された“名機”だけに、熱心なスバルファンだけでなく、日本のクルマ好きも強く反応するのでは? と、思った。もちろん、筆者も気になる1台だった。「あわよくば、購入出来たらいいなぁ」と、思った。 「これは記事になる!」と、考えた筆者は、さっそく、WRX STIファイナルエディションの「購入“検討”レポート」の企画を某自動車専門誌に持ち込み、スバルの新車ディーラーへ、取材に出向いた。もちろん、あくまで“検討”なので、なにがなんでも欲しい! というわけではなかったが……。

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(2020/09/18)