「ワニもヘリウムガスを吸うと声が変化」にイグ・ノーベル賞…受賞した日本人に“実験方法”を聞いた(FNNプライムオンライン)

【リンク先抜粋】
――どのような方法でワニにヘリウムガスを吸わせた? まず、水槽にワニを入れて、水を満たします。 そして、水槽の上の部分にヘリウムを入れて空間を作り、ワニが息継ぎで上がってきたところで吸ってもらう、という方法です。 ――鳴き声の分析でとくに苦労した点は? 私は、音声の解析から研究チームに加わったのですが、ワニの声がうなり声で音声データとしての質が悪いため、ソフトウェアを使った自動解析ができませんでした。 そこで、ソナグラム(=周波数などを分析して記録する装置)を見て判断することになり、こういった点に苦労しました。 ――今回の実験結果はどのようなことに応用できそう? 私は“サルの音声の作り方(声の出し方)”を研究しています。「生物音響学」という分野です。 そんなに人気があるわけでもないので、これをきっかけに研究の面白さなどが伝わればいいかなと思います。大学院生など若い方々に興味を持っていただいて、一緒に研究してくれると、うれしいです。   これまでの研究でヒトと鳥は、のどから口にかけての空間を震わせて声を出していることが分かっていたが、今回の研究で新たに、ワニも同様であることが明らかになった。 鳥もワニも同じということは、進化的に両者に挟まれたグループとされている“恐竜”も同じ方法で声を出していたと示唆されるのだという。 ちなみに今年のイグ・ノーベル賞では、「眉毛でナルシストを見分ける方法」の研究も受賞した。来年もどんな興味深い研究が受賞するか楽しみだ。  

続きはこちら

(2020/09/18)