巨人FA補強に浮上する「第3の男」…メジャー流出濃厚エース菅野の後釜に(日刊ゲンダイDIGITAL)

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 誰にも止められない。  菅野智之(30)が15日の阪神戦に先発。「正直、近本君の一発2本は計算していなかった。安易に考え過ぎた」と反省したように、常に先手を取られる苦しい展開だった。しかし、味方打線が六回に5安打を集中して逆転。「スライダーも真っすぐも抜けるし、決まらないし、投げるボールがなかった」と振り返りながらも、6回で7安打を浴びながら3失点で粘った。巨人の開幕投手では1938年のスタルヒンに並ぶ82年ぶりの11連勝となり、原政権下では最速となる優勝マジック38を点灯させた。  いよいよ、その時が迫っている――。チーム内でもそんな声が出始めている。リーグ制覇のことではない。かねて、将来的な大リーグ挑戦の夢を公言している菅野の移籍を、球団が認めるのではないかということだ。順当なら2021年に海外FA権を取得するエースについて、巨人・山口寿一オーナーは昨オフ、「菅野の場合はドラフトで1年待ってジャイアンツに来ている。その分、海外FA権を取得する時期も後の方にずれていく事情はある」と1年間の浪人生活を経て入団した期間を考慮する可能性を示唆。今村司球団社長も日刊ゲンダイのインタビューで「今のヒーローの条件は『世界』というキーワードが外せない。ファンの方が『行ってこい。頑張ってきて』と言うのか、『無理だろ』と思うのかが大きい。民意だと思う。ジャイアンツとしてはファンの気持ちを大切に柔軟に対応していこうと思う」と語っている。  さるチーム関係者がこう言う。 「昨オフ、山口俊に球団初のポスティングシステムを使ったメジャー移籍が認められた。もちろん、FA入団時の契約に盛り込まれていたからだけど、時期は明記されていなかったそうです。つまり、15勝を挙げて最多勝を獲得するなど、投手3冠の活躍でリーグ優勝を牽引したことが大きかった。球団が容認するには、圧倒的な成績を残すことが絶対条件だった。菅野もこのオフに、認められるのは間違いありません」  開幕11連勝。巨人でやり残したことはないだろう。「民意」だって後押ししてくれるに違いない。

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(2020/09/16)