今季のMLBはコロナ感染防止で「乱闘禁止」それでも残る“2つの遺恨”(日刊ゲンダイDIGITAL)

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【メジャーリーグ通信】  今季MLBはコロナ感染防止のため「乱闘禁止令」が出ているにもかかわらず、実際はいくつも発生している。根深い遺恨がいくつも存在するからだ。  今季最大の乱闘はサイン盗み発覚で「社会の敵」になったアストロズが、告発した元選手たちを逆恨みしたことで起きた。報復の標的にされたのは現在アスレチックスで活躍する元アストロズの投手ファイアーズと中堅手のローリアーノだ。  サイン盗み告発の中心になったのはファイアーズ。アストロズが試合中にできる報復手段は故意死球だが、打席に立たない投手に対しては不可能なため、ファイアーズに同調して古巣を批判しているローリアーノが狙いうちされた。  今季両チームの最初の対戦となった8月7日からの3連戦。アストロズは初戦で彼に1つ故意死球を食らわせると、3戦目には五回と七回に2打席連続できついデッドボールを体に叩き込んだ。  さらに死球で出塁したローリアーノにベンチからシントロン打撃コーチがローリアーノの母親を侮辱する汚いヤジを飛ばして攻撃。この禁じ手に激高したローリアーノがベンチめがけて突進、両軍総出の肉弾戦に発展した(写真)。  投手の中には独自のやり方でアストロズの打者に制裁を加える者もいる。ドジャースの中継ぎ投手ジョー・ケリーはア軍戦で中心打者ブレグマンとコレアに背中の後ろを通過する危険球を投げ、さらにコレアを空振りの三振に仕留めた後、近寄って「ナイススイングだ、バカヤロー」と罵ったため両軍総出の睨み合いになった。  2017年のワールドシリーズでア軍にサイン盗みをやられたドジャースの面々は、ケリーの行動を称賛。コレアを罵っているケリーの顔をプリントしたTシャツを作ってみんなで着用、アストロズへの鬱憤を晴らした。 ■マドン監督とウエスト審判  MLBには「審判と監督の遺恨」も存在する。天敵の関係として知られるのは「退場王」ジョー・ウエスト審判と「奇策王」ジョー・マドン監督だ。ウエスト審判は太鼓腹で動きが鈍いため誤審が多いが、幹部審判であるため気位が高く、球審をあの手この手で牽制してくるマドン監督が大嫌い。マドンがカブスの監督だったときは、判定がおかしいとベンチからヤジを浴びせただけで退場にしたことがある。  マドン監督はリリーフ投手を急遽登板させるときは、わざとベンチからゆっくり出てきて守備固めの交

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(2020/09/15)