行動科学に基づく人生訓。「苦痛」の先払いをすると、長期的により幸せになれる(ライフハッカー[日本版])

【リンク先抜粋】
2016年6月19日公開記事を再編集して再掲しています。 私は、起業家になる前、ビジネススクールに通っていたのですが、そこでMBA の勉強をしたときに身についたある教訓が、その後の人生で何度も役に立つこととなりました。 それは簡単に言えば、自分が一番やりたくない作業を一番先にやって「苦痛」の先払いをすると、長期的により幸せになれるというものです。 マーケティングのある授業で、私たちは、すばらしい顧客体験をデザインするさまざまな方法についてディスカッションをしていました。 単にまともなサービスではなく、顧客を喜ばせるようなサービスを提供するには、ということがテーマでした。 行動科学者たちの発見によると、楽しい経験を生み出すための最も効果的な方法の1つは、苦痛な部分をその過程の初期段階にまとめることだそうです。 心理学的に、人は、時とともに物事が好転する経験を好むのです。 つまり、何かを買うときは、そのプロセスの面倒な部分が最初のうちに済んでしまったほうがよいということです。また、苦痛な部分が続いたり、繰り返されたりすれば、その体験を楽しむこと自体ができなくなります。 例を示しましょう。 医者に行ったときは、待つという「苦痛」を1つのセグメントにまとめて考えましょう。 1回20分間待たされたと考えるほうが、待合室で10分、診察室でまた10分待たされたと考えるより、感覚的に短く感じるからです。 * すべて込みのパッケージ旅行を人々が楽しめるのは、いったん旅行代金を先に一括で支払ってしまえば(苦痛)、あとの部分は、ポジティブな経験、オプショナルツアー、パーティーといったことだけになります。 ビジネススクールの教授いわく、パッケージ旅行は「楽しみは分割し、苦痛はまとめてある」のだということです。 * 専門的サービスを提供する仕事(弁護士、保険代理業、フリーランスなど)の人は、クライアントと話をするとき、悪い知らせを先に伝え、良い知らせで終えるとよいでしょう。 低調で始め好調で終えたほうが、その逆よりも、クライアントには、良い話をしたという印象が残るのです。 こうした例に触れ、私は考えたのです。これで顧客を喜ばせることができるなら、自分の生活ももっと楽しくできるのではないか? どうすれば、苦痛で面倒な経験を脳が処理する仕組みを活用し、その知識

続きはこちら

(2020/09/14)