【燃料電池技術】ゼネラルモーターズ、米ニコラと提携 新型ピックアップ製造で(AUTOCAR JAPAN)
【リンク先抜粋】
text:Will Trinkwon(ウィル・トリンクウォン)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
【写真】サイバートラック、R1T、F150【ニコラ・バジャーのライバルとなるピックアップトラック】 (69枚)
ゼネラルモーターズ(GM)は、EV新興企業のニコラ社と提携し、ピックアップトラック「バジャー」のEV仕様と水素燃料電池(FCV)仕様を製造することになった。
GMが20億ドル(2124億円)を出資する契約の一環として、バジャーにはGMのアルティウムバッテリーシステムとハイドロテック燃料電池技術が採用される。
米アリゾナ州に拠点を置くニコラは、GMに11%の株式を与えるのと引き換えに、GMの部品やコンポーネントへのアクセスを得る。
GMがバジャーを製造する一方で、ニコラは販売とマーケティングを担当する。また、ニコラは今後発売される大型トラックの「ワン」、「トゥー」、「トレ」、「NZT」の各モデルを自社の名前で販売していく。
12月に正式発表される予定のバジャーは、最大906psと135kg-mのトルクを発生し、0-97km/h加速を2.9秒で駆け抜けるという。牽引能力は3600kg以上とされている。
テスラ・サイバートラックやリビアンR1Tの直接のライバルとして期待されているが、米国市場以外では販売されないだろう。
ニコラの創業者で会長のトレバー・ミルトンは次のように述べている。
「ニコラは、何十年にもわたるサプライヤーと製造に関する知識、検証されテストされた生産可能なEVの推進力、世界クラスのエンジニアリング、そして投資家からの信頼をただちに得ることができます。何よりも重要なのは、ゼネラルモーターズがニコラの成功に既得権を持っていることです」
GMのメアリー・バーラ会長兼CEOは次のように述べている。
「わたし達は、バッテリーと燃料電池のコストを下げ、収益性を向上させるために規模を拡大しながら、複数の大量生産EVセグメントで存在感を高めています」