Tリーグが初の球宴、コロナ禍でファンの心照らす(産経新聞)

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 卓球Tリーグのオールスター戦は14日、東京・大田区総合体育館で無観客の中、特別ルールで行われ、第1部は男子の及川瑞基(東京)、女子の木原美悠(神奈川)らのTリーグ選抜が東京五輪代表で男子の張本智和(木下グループ)と丹羽孝希(スヴェンソン)、女子の石川佳純(全農)らの日本代表を5-4で破った。日本代表の男女が対戦した第2部は2-1で女子が勝った。  第1部は男子が5試合、女子が4試合を1ゲーム制で実施。日本代表は張本が2試合に出場していずれも勝つなどしたが、Tリーグ勢が健闘した。      ◇  勝てば子供のように大喜びし、負ければ床に突っ伏して悔しがる。コロナ禍で3月の国際大会以来約半年ぶりの実戦となったTリーグの球宴。選手たちは久々にプレーができる喜びをかみしめながら、ラケットを振った。  メインイベントの第2部は日本代表の男女同士が相まみえる異色の対決だった。女子が4-0のリードから始まるなど特別ルールだったが、男子が10-10まで持ち込んで見せ場を作った。ともに東京五輪代表の張本と石川が対峙(たいじ)する場面も。石川は「(張本に)サーブが全然効かなかった」と苦笑いしたが、最後は早田が得点し女子に勝利をもたらした。  大会資金などを募ったクラウドファンディングは目標額の3倍を上回る約1080万円が集まった。無観客試合だったが、テレビ画面などを通じてファンにプレーを届け、「卓球界にとって大きな一歩になった」と石川。張本は「通用するボールがあったので、不安は半分以上解消された」と11月に開幕するTリーグに向けても収穫を得た様子。  コロナ禍で暗いニュースが多い中、ファンの心を照らし、選手が実戦感覚を取り戻した意味でも、史上初の球宴は大きな価値を残した。(岡野祐己)

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(2020/09/14)