香港から密航、5人拘束 蘇行政院長「実質的な支援最も重要」/台湾(中央社フォーカス台湾)

【リンク先抜粋】
(台北中央社)台湾への密航を試みた香港市民5人が拘束されていることが13日までに分かった。消息筋が明らかにした。蘇貞昌行政院長(首相)は14日、個別の案件について明かすことはできないと言及。実質的な支援を提供することが最も重要だとの考えを示した。 ジャーナリストの鐘聖雄さんは12日、台湾に密航しようとした香港市民が「2カ月近くにわたって拘束されている」とフェイスブックに投稿。弁護士や人権団体とも会えない状況だとつづり注目を集めた。これを受け、対中政策を担当する大陸委員会は、個別の案件について説明はしないとした。 消息筋は5人について、世間でささやかれているような「軟禁」状態にはないと説明。弁護士との接見など基本的権利は確保されており、外部との連絡が断たれているということもないとみられる。 蔡英文政権は香港市民に人道支援を提供するための窓口を7月に開設。香港・マカオとの交流について定めた「香港マカオ関係条例」の第18条では、「政治的要素により安全や自由が脅かされている香港やマカオ市民に必要な援助を行うことができる」とされているものの、具体的な規定はない。 また、合法な手段で台湾に渡ってきた場合は政府から支援が受けられることになっているが、密航を選ぶ人の多くは香港当局にパスポートを没収されたり、指名手配されていたりしており、合法的に海外に出られない。 鐘さんは12日、中央社の電話取材に応じ、難民法の制定や同条例第18条の具体化の必要性を指摘。受け入れ体制を整えることで、台湾に渡ってきた香港市民を助けられるとの考えを示した。 (沈朋達、陳偉婷、賴言曦/編集:楊千慧)

続きはこちら

(2020/09/14)