4年かけてうごメモで描いた!? 自主制作アニメ「うごメモ戦士」のクオリティーに「伝説の始まり」と称賛の声(ねとらぼ)
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―― Twitterのプロフィールでは「アニメーターではない」とありますが、いったい何者なんですか……?
ミラーパネル すみません、実は思いっきりアニメーターなんです。ときどきTwitterのダイレクトメッセージに仕事の依頼が飛んでくることがあり、いちいち断るのが面倒になってアニメーターじゃないことにしてました。
―― 正真正銘“プロの犯行”だったんですね。具体的な作業環境をぜひ
ミラーパネル 3DS LLのうごメモで作画を、PCで着色と動画編集をしています。着色用のアプリは商業アニメでも使われているRETAS STUDIO。動画の編集・加工に関しては、フリーソフトのAviutlのみです。
―― うごメモを作業ツールに選んだのはなぜですか?
ミラーパネル 使い慣れていたのもありますが、私は凝り性なので、クオリティに制限をかけたかった部分もあります。解像度が上がれば上がるほどやれることも増えて、際限なく作り込んでしまいますから。また、あとにも先にもないようなクオリティのうごメモ作品を作りたいという意気込みもありました。
―― ここまでの作業期間はどれくらいですか
ミラーパネル 予告動画を公開した日にち(2020年8月31日)の、ちょうど4年前からプロジェクトを立ち上げたので、4年間飽きもせず作り続けてることにはなっています。
―― 動画の説明文に「根詰めすぎて救急車に運ばれました」とありますが、大丈夫でしたか……?
ミラーパネル 死ぬかと思いました。
―― そんななか苦労した点や、気に入っている点は?
ミラーパネル 苦労したのは制作中ずっとなんですが、うまく動かせなかったときは落ち込んでいました。
気に入ってる点は、うごメモ古参の方々の涙腺を崩しにかかる演出です。ふんだんに詰め込ませてもらっているので、ぜひ見て感じてほしいと思いますね。
―― 本編の内容について、差し支えのない範囲で教えてください
ミラーパネル 本編はバトルものなのですが、画力が戦闘力に還元される、一風変わった物語になっていると思います。けっこう謎を残したまま終わるので、本編を見たあとで予告編の見方も変わってくるかと思います。本編で回収しなかった内容が、予告編に隠されているといった仕掛けもあるので、考察すると2度楽しめるかもしれないですね!
動画提供:ミラーパネルさん