廃棄物カフェやコミュニティー冷蔵庫で食品ロス削減 英国でのユニーク発想(日本食糧新聞)

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2013年、英国のリーズに食品廃棄物のみで作った料理をサービスする「リアル・ジャンクフード・カフェ(Real Junk Food Café)」が登場した。食後の勘定は、客が決める(Pay as you feel)。サービスに一銭の価値もないと感じたら、支払わなくてもいいのだ。 カフェの運営はボランティアが行っている。中には自治体から表彰を受けるほど質の高い店舗もある。優れた業績により、運営に協力する企業や個人が年々増えている。 カフェのメニューは、調達できる材料が毎日異なるため、日替わりメニューとなる。ジャンクフード・カフェとはいえども、リンゴのタルト・タ・タンやバナナブレッド(スープ付き)といった高級レストラン風のメニューを楽しむことができる。 設立者のアダム・スミス氏は、廃棄物専門のスーパーマーケットも設立し、廃棄物の大量収集・配送を専門に行う「ソーシャル・スーパーマーケット」もオープンした。スーパーマーケットから食品廃棄物を収集後、再利用を目的とするこのプロジェクトは「リアル・ジャンクフード・プロジェクト」と呼ばれる。現在、世界7ヵ国に127店舗のカフェと10店舗の「ソーシャル・スーパーマーケット」を持ち、過去5年間に約5000トンの食品廃棄物の再利用に成功している。 最近、英国では廃棄物利用の結婚式「食品廃棄物ウェディング」も人気を呼ぶなどリアル・ジャンクフード・プロジェクトの需要はますます高まる一方だ。今後も彼らの活動から目が離せない。

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(2020/09/14)