総裁選3候補者 宮城で支持訴える 岸田氏は農地視察 菅氏はオンラインで意見交換 石破氏は津波被災地を訪問(KHB東日本放送)
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9月14日に投開票の自民党総裁選についてです。ポスト安倍の座を争う3人の候補者が、宮城県内で支持を訴えました。
自民党の総裁選には、石破茂元幹事長、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長の3人が立候補しています。
岸田政調会長「刈り取り前のこれから1週間くらいが気になるところですね」
岸田政調会長は10日午前、栗原市の農地を視察しました。視察には、岸田政調会長の支持を表明している小野寺五典衆院議員が同行し、農家や千葉健司栗原市長らと国の農業政策について意見を交わしました。
岸田政調会長「農業というのは産業だけでなく地域を支えている。地域の自然を支える。自給率は国を支える。国民の食を支える観点から上げなければいけない。これは当然のこと」
一方、菅官房長官は、各都道府県の課題を吸い上げようと午後から若手議員らとオンラインで意見交換会を開きました。
菅官房長官「自分が生まれ育った故郷をしっかりと次の世代に引き渡すようなまちづくり、国づくりを実現できるよう全力で取り組みたい」
宮城県連からは青年局長を務める深谷晃祐県議が参加し、間もなく10年を迎える東日本大震災への復興支援の継続を求めました。
菅官房長官「とにかく東北の震災復興は国を挙げて行わなければならない事業だと思っているので、これからもしっかり推進していきたい」
また、同じ頃、石破元幹事長は東日本大震災で津波の被害にあった岩沼市を訪れました。
意見交換会では地方党員の支持が強いとされる石破元幹事長と住民の自民党員がこんなやりとりも。
「我々の自民党に対する投票権があるのに、それを使わないっていうのはちょっとおかしいのではないか」
石破元幹事長「やっぱりあれですね、党員が1票入れないとおかしいですよね」
その後、岩沼市の千年希望の丘で慰霊碑に花を手向けた石破元幹事長は、省庁の再編に意欲を示しました。
石破元幹事長「今回の総裁選に臨むにあたり、私は防災省を提唱しているんだけど、もう一度その思いの原点に戻りたいなと思いでお邪魔した」
投開票は14日に開かれる両院議員総会で行われ、国会議員票394票と47の都道府県連に3票ずつ割り当てられた地方票141票の合わせて535票で争われます。