悪いのは本当に若者?「新型コロナ」感染拡大の原因を若者たちに責任転嫁すべきではない理由(ハーパーズ バザー・オンライン)
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「あなたのおばあちゃんを殺さないで」と、保健相のマット・ハンコック。わずか数週間前には若い世代が経済回復を先導するよう積極的に奨励したのが、まさに政府だったことには気づいていないかのように、若者たちに警告した。保健相は「貴重な資源」を使いすぎていると言い、NHS(英国の国民保健サービス)のスタッフに十分な個人用防護具を供給できない政府を非難しようとした人物なのだ。
「誰も第二波は来てほしくない。みんながソーシャルディスタンスのルールを守らなければいけないということを強化するのみだ」と、彼は言う。それを私たちは守ったのに、それでも若者が非難されている。
ある時は、政府は「若者がいるから希望が持てる」と表現し、その次には「若者は問題だ」と言う。ロックダウンが解除されると、若者たちは人と交流するよう懇願され、経済を再び刺激するのに最適な層だと名指しされた。その次の数週間ではレトリックがまた変わって、政治的に関心を持つこの世代は気候変化や人種差別、男女平等の闘いで活発な役割を果たしていると称賛されるだろう。またもや、若者たちは希望の源と見なされるのだ。
しかし、現在、政府は自らが招いた問題に対して説明責任があるのは当然だと考えるのではなく、誰かを非難したくて、若者たちが問題だと指摘している。
マスクをつけるのは、25歳以下の人だけでなく、全員の責任だ。不快だからという理由で、顎の下にゆるくかけていたり鼻を出してつけることを言っているのではない。みんなが適切につける必要があるのだ。全員にこのウイルスと闘う上で果たすべき役割があるのだ。40歳以上だからといって、それは例外にはならない。