【浜名湖ボート・ヴィーナスシリーズ第12戦】中村かなえ「回り足は最高」2度目の予選突破目前!(東スポWeb)
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ボートレース浜名湖の「ヴィーナスシリーズ第12戦」は10日、予選3日目を終了した。残念ながら、地元若手の柴田百恵(静岡=20)が4レースでフライング、さらに9レースでは中村桃佳(香川=27)が2周2マークで落水失格、途中帰郷と相変わらず事故が目立つ今節だが、広中智紗衣(東京=39)だけは快調なペースで、6戦5勝2着1回と準完全Vペースの快進撃を披露している。「これだけ勝てているし、(機力は)上位。ただ、フライング1本持ちなので、あとはスタート。他艇に早いのを来られたら仕方がないですね」と、今後は舟足よりもスリットが鍵を握りそうだ。
一方、ここまで節間未勝利の松本晶恵(群馬=33)など、他の主力陣がピリッとしない中、清水さくら(愛知=24)、西岡成美(徳島=24)、中村かなえ(東京=27)など、男子ならルーキーシリーズにも出場できるような登録番号5000番前後の若手レディースの頑張りが目立っている。
特に3日目7レースで大外から目の覚めるような一撃を決めた中村は、自身初の6コースからの1着。スタート一撃のイメージが強い選手だが、過去は「3回くらい先頭を走ったことがあったけど、今までは抜かれていた」とのことで、今後に弾みのつく白星となった。
舟足面もかなりのレベルで「他の足もいいけど、特に回り足は最高。上位? いや、『一番いい』って周囲から言われてます」と節一宣言まで飛び出した。
実は前検のスタート特訓中に台風10号の影響で突風が吹き、転覆の憂き目に遭い、今節は半ばマイナスからのスタートだった。しかし、そんなアクシデントをモノともせず、得点率7・25の8位と準優戦の好枠も狙える位置まで押し上げてきた。舟足、リズムと上昇一途。この勢いで自身2回目の予選突破、さらには念願の初優出も決めたいところだ。
中村は1993年9月4日生まれの121期生。2017年11月の平和島タイトル戦でデビュー。19年3月のまるがめ一般戦で初勝利。ここまで通算23勝。前期(19年11月~20年4月)の平均スタートタイミングはコンマ12と、女子屈指のキレ味。ちなみに、お茶の水女子大理学部卒業の〝リケジョ〟だ。