目まぐるしく変わる天気 静岡県内、積乱雲発達しやすい気圧配置(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)

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 九州を中心に被害をもたらした台風10号が温帯低気圧に変わった8日、静岡県内は晴れと雨を繰り返し、天気が目まぐるしく変わった。南からの暖かく湿った空気が流れ込み、積乱雲が発達しやすい気圧配置になっていることが背景にあった。こうした不安定な天気は1週間ほど続く見込み。しばらくは降ったりやんだりに振り回される日々が続きそうだ。 【タイムラプス動画】急変繰り返す天気  静岡市内では午後1時半ごろ晴れ間が広がっていたが、約20分後には空一面を灰色の雲が覆い、急激に雨が降りだした。午後3時ごろになると、再び青空が戻った。  雨上がりの午後7時、同市葵区のパルシェ屋上のビアガーデンでは、開店時間に合わせ複数のグループ客が訪れた。急変を繰り返した日中の空模様に気をもんでいたスタッフの男性(41)は「雨が上がりほっとした。1組も来場がないことも覚悟していた」と胸をなで下ろした。  静岡地方気象台によると、夏に日本列島を覆っていた太平洋高気圧はこの時期、列島から離れるが、今年は張り出しが強く列島付近に残っている。このため、高気圧の縁に沿って南からの空気が列島に流れ込む。  静岡県では、その空気は富士山や南アルプスなどの高山にぶつかり、積乱雲が発達し雨を降らせた。積乱雲が西風に流されると晴れ、再び発達すると雨に。それが繰り返された。  台風10号の勢力が強かったのは、海水温が例年より高かったことが一因とされる。その状況は依然続く。太平洋高気圧も10月に入れば、後退する見込み。常葉大の山根悠介准教授(気象学)は「例年以上に勢力の強い台風が列島を通りやすい環境になる」と指摘し、警戒を呼び掛ける。

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(2020/09/09)