田沢ルール撤廃「マイナーより良い」でNPB道開く(日刊スポーツ)

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「田沢ルール」が撤廃された。日本野球機構(NPB)は7日、実行委員会などを開いた。08年に有望選手の海外流出を防ぐため決めた「アマチュア選手が国内球団を経由せずに海外でプレーした場合、帰国しても高卒選手は3年、大学・社会人出身選手は2年、帰国してもドラフト指名が凍結される」という申し合わせを撤廃。米メジャーのレッドソックス入りでルールが設けられるきっかけとなったBC・埼玉の田沢純一投手(34)は、10月26日のドラフト会議で対象選手となる。 【写真】BC埼玉に入団した田沢(2020年7月13日)    ◇   ◇   ◇ 田沢にNPB入りの道が開かれた。田沢ルールの撤廃は12年ごろから一部球団から見直しを求める声が上がっていたという。田沢が今年3月に米マイナーとの契約を解除し、NPB内でも見直しが始まった。7月に独立リーグ入りを決め、8月には日本プロ野球選手会からもルール撤廃が申し込まれ、動きが加速化した。 NPB井原事務局長は「12球団の育成環境が申し合わせを決めた08年に比べると格段に整備された。米国のマイナーに所属するよりも報酬や待遇、練習環境の面ではるかに良い条件であるとの評価が近年、アマチュア球界にも定着してきたことから申し合わせを撤廃することを決めた」と説明。新たに同様のルールを作らないことも決まった。 田沢が08年にドラフト1位候補ながらメジャー挑戦を決め、危機感を募らせた12球団が有望選手の海外流出を防ぐために設けたルール。帰国後2年間の指名凍結となる社会人出身の右腕は来年のドラフト会議から解禁となるはずだったが、今秋ドラフトから対象となる。 08年10月以来、同ルールが適用されていたのは田沢のケースだけだった。「ドラフト前にNPB球団の指名を拒否した選手」または「ドラフト会議での交渉権を得た球団への入団を拒否した選手」が対象だった。18年にダイヤモンドバックスとマイナー契約した吉川峻平投手らは当てはまらない。田沢にはルール撤廃はNPBから伝えていないが、独立リーグには連絡を入れたという。長年の歳月を経て、田沢にNPB入りという選択肢が加わった。【広重竜太郎】 ▽日本プロ野球選手会・森忠仁事務局長「海外に挑戦してみたいという若者が失望するようなルールが1つなくなったのは良かった。ただ田沢選手のように海外で実績のある選手が、アマチュアの新

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(2020/09/07)