仙台地裁で「コロナ」拡大後初の裁判員裁判 76歳の女 金槌で頭殴った罪 責任能力が争点(KHB東日本放送)
【リンク先抜粋】
寝ていた弟の頭を金槌で殴ったとして殺人未遂の罪に問われている76歳の女の初公判が仙台地裁で開かれ、女は起訴内容を認めました。
仙台地裁では新型コロナウイルスの感染拡大後初めてとなる裁判員裁判で、対策を徹底しての裁判となりました。
亘理町の無職、柾木テルヱ被告(76)は2019年6月、自宅で寝ていた同居する弟の頭を金槌で1回殴り、全治7日のけがを負わせたとして、殺人未遂の罪に問われています。
7日仙台地裁で開かれた初公判で、柾木被告は起訴内容に間違いがあるか問われ「別にないです」と答えました。
争点となったのは責任能力の有無で、検察側は事件前、柾木被告がトイレにゴミを詰まらせるなどしたことから認知症を疑った同居する弟に病院に連れていかれ、追い出されると考え犯行に及んだと指摘しました。
その上で責任能力については、年齢相応の軽度の認知症のみで意思決定への影響はほとんどなかったと主張しました。
一方弁護側は柾木被告が認知症など何らかの精神障害で心神耗弱の状態にあったとして執行猶予付きの判決を求めました。
裁判は10日まで連日開かれ、15日に判決が言い渡される予定です。
仙台地裁では新型コロナウイルスの感染拡大後、裁判員裁判が開かれるのは今回が初めてで、マスクの着用や裁判員が座る席にアクリル板を設置するなど対策を徹底し開かれました。