「TENET テネット」中国で興収32億円の大ヒット 北米公開で赤字回避なるか(映画.com)

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 [映画.com ニュース] Withコロナ時代にはじめて世界公開されるハリウッド大作として注目を集めている「TENETテネット」(クリストファー・ノーラン監督)が、中国で公開され大ヒットを飛ばしている。  本国に先駆けて「TENETテネット」が公開された世界市場の成績は好調で、中国では、第2次上海事変を題材にした大ヒット映画「八佰」に次ぐ3000万ドル(約32億円)を稼ぎ出しており、世界総興収は1億5000万ドル(約160億円)に迫っている。  複数の専門家によれば、「TENET テネット」が赤字を回避するためには、総世界興収が5億ドル(約530億円)を超える必要があるという。通常のハリウッド映画は、毎週のように新作映画が公開されるため、オープニング週でいかに稼ぐかがカギとなる。だが、コロナ禍で映画館の営業が完全に再開しておらず、しかも、大作映画が劇場公開されない現状にそのルールは当てはめることはできない。まさに、「TENET テネット」は前例のない領域を進んでいるといえそうだ。  9月3日に北米で封切られた同作のオープニング興収は2020万ドルと、ヒットメーカーのノーラン監督作品としては「プレステージ」(2006)に次ぐ低い成績となった。だが、アメリカの映画館は全体の65%しか営業を再開しておらず、いずれも新型コロナウイルス対策として定員制限をしていることを考慮しなくてはならない。  興行成績の発表にあわせて配給の米ワーナー・ブラザースは、「われわれは前例のない領域にいるので、新型コロナ以前の世界との比較は不公平で根拠のないものです」と説明。米Boxoffice Proのチーフアナリスト、ショーン・ロビンス氏も「映画が公開されたこと自体が象徴的な大成功であり、世界的な景気回復が今後数週間から数カ月先にどのように推移しているのかを把握しないと、財務状況を客観的に評価することはできません」と同意している。

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(2020/09/07)