子どもに「将来の夢がわからない」と言われた時に何と回答するのが正解?(ベネッセ 教育情報サイト)
【リンク先抜粋】
Aさんには、高校1年生の娘さんがいます。「将来やりたいことがわからない」ので、とりえあえず進学するにしても、文系なのか理系なのかも決められないと悩んでいたそうです。
Aさんは、娘さんの気持ちを受けとめながら、こう伝えました。
「まだ10代なんだから、決められないのは当たり前だと思うよ。今、考えていることがあっても、大人なってから変わることだって十分あるし」
「でも、友達はやりたい仕事とかもう決めて、夢に向かってがんばっているんだよね」
「確かにそういう人もいるね。他にもいろいろ人がいてね、お母さんの同級生でも、警察官になろうと思って勉強していたんだけど、学校の先生になった人がいるし、看護師をやっていたけれど、カウンセラーを始めた人もいるよ」
「へぇ~! 途中で変わってもいいんだね」
「『本当にやりたい』って思ったら、やれる方法はあるよ」
「なんか楽になってきた。とりあえず、勉強はがんばっておくね!」
「夢や目標は持つべきである」という考え方がありますが、それをプレッシャーに感じてしまう子どもが最近は多いように思います。本来、「夢を描くこと」は「ワクワクすること」のはずなのに、「夢を持たなければならない」と強制するのは、かえって逆効果です。ワクワク感を引き出しません。「今、決めたことが人生のすべて」という印象を与えるのもプレッシャーです。
「まだわからない」、「決められない」という気持ちを受けとめ、Aさんのような考え方や体験談を伝えてあげるのも効果的ではないでしょうか。