シャープ、プラズマクラスターで新型コロナの約91%不活化に成功(Impress Watch)

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 シャープは、同社独自のプラズマクラスター技術が、空気中に浮遊する新型コロナウイルスの減少に効果があると発表した。 【この記事に関する別の画像を見る】  長崎大学感染症共同研究拠点の安田二朗教授、南保明日香教授、島根大学医学部の吉山裕規教授と共同でプラズマクラスター技術搭載ウイルス試験装置を開発。これを利用して、長崎大学の協力で実験を行なった結果、空気中に浮遊する新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に、プラズマクラスターイオンを約30秒照射することにより、感染価が91.3%減少することを実証したという。 ■室内でのエアロゾル感染にも有効か  特別に開発した約3Lの試験空間において、ウイルス感染細胞から調製したウイルス液を噴霧し、そこにプラズマクラスターイオンを照射。プラズマクラスターイオン濃度は、プラズマクラスターイオン発生装置付近で約1,000万個/立方cm。噴霧後に回収装置で回収したウイルス液からウイルス感染価(感染症ウイルスの数)を、プラーク法により算出した。  実験を行なった長崎大学感染症共同研究拠点の安田二朗教授は、「ウイルス噴霧装置から発生するウイルスは、粒径は平均2μmのエアロゾルであり、これは飛沫が一番遠くまで飛ぶ大きさである。噴霧から回収までの装置内へのウイルスの滞留時間は約30秒としている。  実験は、長崎大学のBSL-3試験施設内の安全キャビネットを使用。フードのなかに試験装置を設置して実験を行なった。回収したウイルスは10倍段階希釈したウイルス液を入れたあと、寒天培地で2~3日間かけて培養した。ウイルスは隣接した細胞に感染を広げていくが、ウイルスが感染し、壊れた細胞は染色液には染まらない。その結果を比較した」という。  プラズマクラスターイオンなしでは、感染性ウイルス数(プラーク数)は、17,600個であったのに対して、プラズマクラスターイオンありは、1,540個となり、感染性のあるウイルス粒子は、91.3%減少した。  「プライズクラスターを30秒間発生させることで、91.3%の新型コロナウイルスを不活性化させた」(同)と述べる。  なお、実際の商品に利用されているプラズマクラスター発生装置は、吹き出し口付近で約100~200万個/立方cmとなっており、今回の試験では、それよりも高い濃度を発生するデバイスを使用してい

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(2020/09/07)