米中で宅配・配達ロボットの活用が拡大(LIMO)

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 配達ロボットで世界トップ級の実績を有するのはスターシップ・テクノロジーズ(米カリフォルニア州)。2014年の設立からこれまでに10万回以上の商用配送(56万km以上の移動)に成功しており、100以上の地域で走行を実施。直近は、企業や大学敷地内での商品配送サービスに力を入れており、新型コロナの拡大以降、ワシントンDCで食料品の配達サービスを開始するなど対応エリアを拡大している。  あまり知られていないが、アマゾン・ドット・コムも配達ロボットの取り組みを進めている。アマゾンは、ロボットベンチャーの米Dispatchを17年に買収し、同社の技術をベースに、配達ロボット「アマゾン・スカウト(Amazon Scout)」を開発。小型のクーラーボックスとほぼ同等サイズのロボットで、歩行者やペット、障害物などを回避しながら歩道を自律走行する。19年にワシントン州スノホミッシュ郡とカリフォルニア州アーバイン地域の一部エリアで配送実証を開始し、現在までに数千回のロボット配送を実施。そして7月ごろからジョージア州アトランタとテネシー州フランクリンの一部エリアでもアマゾン・スカウトによる配達を開始した。  16年設立のベンチャーであるNuro(米カリフォルニア州)は、車道を走行するタイプの大型の配達ロボットを開発しており、18年12月から米アリゾナ州スコッツデールで、一般消費者向けに食料品を配達するサービスも開始。また、19年6月には世界最大のピザ会社であるドミノと、19年12月にはスーパーマーケットチェーン大手のウォルマートとの連携を発表し、テキサス州ヒューストンで実証を進めている。  配達ロボットベンチャーのリフラクション エーアイ(Refraction AI、米ミシガン州アナーバー)は、ミシガン州のレストランなどと提携しながら、19年12月から実証を開始。新型コロナによる外出制限が始まって以降、利用回数が急速に増えており、1日あたりのロボットの平均走行距離は新型コロナ前の約4倍に拡大。また、食料品などを扱う「The Produce Station」(ミシガン州アナーバー)と4月から提携するなど、利用企業も拡大している。

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(2020/09/07)