【パラ陸上】トップアスリート向けの画期的な義足板バネが完成(東スポWeb)
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今仙技術研究所とミズノは、トップアスリート向け義足板バネ「KATANA∑」(カタナシグマ)を共同で開発した。
スパイクピンがある設置部分から上部にかけて空気抗を設けているのが大きな特徴で、空気抵抗を約31%軽減。質量も従来品に比べて約15%軽くなっている。さらに、振りやすさを表す慣性モーメントも、従来品より約10%小さく設計することに成功した。(いずれもミズノ調べ)
また、ミズノの担当者が「見た目のインパクトに目が向くかもしれないが、今までにない板バネになっている」と話す板バネにも工夫が施されている。海外製が主流の中、国産にこだわった板バネ上部の接続部分は、地面に対して垂直に作られており、義足の長さを調整しやすいように改良した。
5日と6日に行われた日本パラ陸上競技選手権(埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)では、高桑早生(28=NTT東日本)が使用。「扱いやすくて、走っていても無理がない義足だなと思う」と好印象を口にした。
当製品は、主にパラ陸上の短距離と走り幅跳びのトップ選手向けに製作。来年4月30日より今仙研究所から全国の義肢装具製作所を通じて販売を開始する予定となっている。