Dragon Ash「ライブをやれないより千倍いい」7人編成ラストライブ:レポート(MusicVoice)

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 『DRAGONASH LIVE “DEPARTURE”』は、メンバーとして共に歩んできたダンサー、ATSUSHIとDRI-Vの2人がバンドを離れて新たな道を進む、”DEPARTURE=旅立ち”のためのラストライブだ。2人がDragon Ashに正式加入したのは、2003年。開演前の場内には、その時代の空気が蘇るネオヒップホップやR&Bが流れ、壁面には歴代のツアーでATSUSHIが使用したツアーフラッグが飾られていた。3密回避のため、この日の会場への入場人数は、通常のキャパシティの半分以下に制限。座席は全席指定。ステージ上のスクリーンには「新型コロナ感染症拡大防止対策のお願い」として、マスクorフェイスシールドの着用、指定の席のみでの観覧、大声禁止、終演後の規制退場などのアナウンスが流れる。ステージと観客の自由と一体感を信条に、ライブハウスにこだわり活動してきたDragon Ash。それだけに、自分たちの信条の真逆ともいえる条件下で行われる7人編成でのラストライブへの思いが、並々ならぬものであることは容易に想像が出来る。  19時を少し過ぎた時、このライブのために書き下ろされたアンビエントな曲「DEPARTURE」が流れ、未公開のレア映像を含む、様々なダンスシーンで構成された映像がステージ上のスクリーンに映し出された。静かにスクリーンが上がると、そこには赤いフーディ姿のダンサー、ATSUSHIが。着席が義務づけられた2階&3階席を除き、アリーナの全観客が席から立ち上がると同時に場内から大きな拍手が沸き起こる。いつもならこの瞬間、場内には割れんばかりの大歓声が響いていたはずだ。ATSUSHIに続いてダンサー、DRI-Vが同じく赤いフーディ姿で登場。やがて各々のダンスがシンクロし、ステージの背後に「LIVE “DEPARTURE”」のロゴが浮かぶ。そしてバンドメンバー5人がステージに現れると、客席の拍手が手拍子に変化。Kjが笑顔で、「(もっともっと!)」というジェスチャーで観客をうながす。一気に高まる手拍子の中、音楽への強い思いを謳う「A Hundred Emotions」がスタート。ATSUSHIとDRI-Vの旅立ちに捧ぐ宴の始まりだ。  この日のセットリストは、ATSUSHIとDRI-Vの思いが込められたスペシャルなものとなった。「Aim High」、2人が正式

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(2020/09/06)