【未婚シングルマザー】年収200万円の妊婦が彼に養育費を約束させるまで《後編》(週刊女性PRIME)

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 真美子さんが彼に要求できることは「子どもの認知」「養育費」「出産費用の支払い」の3つですが、順番に見ていきましょう。  まず1つ目の認知です。両者間の子の扱いについて嫡出子と婚外子(非嫡出子)では大きく異なります。結婚している夫婦の間に産まれた子のことを嫡出子、結婚していない男女の間に産まれた子のことを婚外子といいます。  嫡出子の場合、夫婦なので夫の戸籍と妻の戸籍は同じです。そのため、子は夫婦の戸籍に入り、子の戸籍の父親欄には夫、母親欄には妻の名前が記載されますが、必要な手続きは役所に出生届を提出するだけです。  一方、婚外子の場合はどうでしょうか? 同じく役所へ出生届を提出したら、子がどこの戸籍に入るのかです。婚外子の場合、男性の戸籍、女性の戸籍という具合に別れています。子は母親の戸籍に入るのですが、この段階では子の戸籍の父親欄は空欄のままです。父親欄に彼の名前を記載するには、認知という手続きが必要です。具体的には彼が認知届に署名をし、役所へ提出しなければなりませんが、最初のうち、真美子さんは認知を望んでいませんでした。 「私としては養育費さえ払ってもらえれば、認知をしてくれなくても構いません」  と言いますが、なぜでしょうか? 「彼に認知をしてもらうと、こちらの生活に干渉したり、子どもに会う権利が発生するんじゃないでしょうか? 産まれたら私もほとんど余裕はないと思います。母は手伝ってくれますが、彼に足を引っ張られたくないんです!」  同棲期間中、彼の束縛癖に散々、悩まされてきた真美子さんはトラウマを抱えていました。真美子さんと彼はすでに関係を解消したので赤の他人ですが、彼は認知によって父親の立場になります。元彼が元彼女を束縛するのはストーカーですが、子の父親と母親なら問題ない。「子どもに会いたい」と言えば真美子さんへ連絡をとっても大丈夫。彼が父親の権利を盾に真美子さんの生活に入り込んでくることを恐れていたのです。

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(2020/09/06)