喜界島出身の久保春平 実家は台風被害なく新人王勝利よりも「ホッ」(スポーツ報知)
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◆プロボクシング 東日本新人王スーパーフライ級(52・1キロ以下)予選4回戦 〇久保春平 (TKO4回1分8秒) 松井洋太●(6日、東京・後楽園ホール)
スーパーフライ級予選で久保春平(23)=宮田=が松井洋太(28)=三迫=に4回1分8秒、TKO勝ちし、11月3日の準決勝(後楽園ホール)進出を決めた。
序盤から優勢に試合を進めながら3回にダウンを奪われた久保だが、4回に右フックでダウンを奪い返して試合を決めた。プロ戦績は5勝(3KO)1敗となった。
「倒せてよかった」と安どの表情を見せた久保。試合が終わると、すぐに実家の両親へ連絡を入れた。というのも、久保は鹿児島・喜界町出身。喜界島ではこの日午後に最大瞬間風速41・2メートルを観測するなど暴風雨に見舞われた。囲み会見で様子を聞かれると「台風は大丈夫だったようです。安心しました」と再び安どの笑顔だ。
喜界高卒業後、東京の企業に就職。その後ボクシングと出会った。夜勤のある職場で練習に支障が出たことから、退職。現在は別の職場で働きながら、競技に打ち込んでいる。新人王という最初の大舞台で、故郷への心配を抱えながら、結果を出した久保。準決勝を勝てば、決勝は12月20日、“聖地”後楽園ホールだ。「両親は、今日は僕の試合どころではなかったでしょう」と気遣った23歳は「決勝には両親を東京に呼びたいなと思っています。だから、次も頑張ります」とリング上から勝利の報告をすることを誓った。