王者メルセデス、エンジンモード規制への”事前準備”も万端「ずっと前から準備してきた」(motorsport.com 日本版)
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F1第8戦イタリアGPから、FIAは予選および決勝レース中のエンジンモード変更を禁止。各チームは同じモードで予選・決勝を戦うことになった。
【動画】2020F1第8戦イタリアGP予選ハイライト
この規制は、予選で圧倒的な速さを見せるメルセデスを抑えようとする動きだと見られているが、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスがフロントロウを独占。ハミルトンのタイムは3番手のカルロス・サインツJr.よりも0.8秒速く、メルセデスのアドバンテージが削られた兆しは見られなかった。
メルセデスのトト・ウルフ代表は予選後、FIAが規制を決定する前から、対応を進めていたと明かした。
「我々はパフォーマンスを引き出し、適応性のある(パワーユニット)運用を目指している。ダーウィン主義の原則(適者生存)のように、起こりうるあらゆる状況に立ち向かうんだ」
「我々の予選モードに対抗するロビー活動が拡大していることが明らかになった後、(エンジンモード変更を規制する)技術指令が出されるずっと前から、我々はそうした状況に対して開発状況をシフトした」
「今回、チーム間のパフォーマンスレベルがどう変化したのかを初めて目の当たりにした。興味深い結果がいくつかある」
「おそらく、もっとも懸命に(規制を)プッシュした者たちが、素晴らしいパフォーマンスを発揮することができなかったと思う」
「我々がこの変更に関して焦点を合わせた最大のアドバンテージは、レースでのタイム向上であり、それは明日明らかになる。だから、前日にそれを称賛したくはない」
「我々は限界まで攻め、そのため本当に良い土曜日になった。チームにとってとても嬉しい。今度は日曜日にうまくやる必要がある」
レッドブルはエンジンモード規制を支持するチームのひとつだったが、イタリアGPの予選ではマックス・フェルスタッペンが5番手に留まった。ボッタスは予選後、エンジンモード規制の結果に、レッドブルが”満足”しているとは思わないとコメントした。
ウルフは以前、予選モードが禁止されることでむしろ決勝ではよりパフォーマンスの高いモードを使うことができると話していた。
「この変更が行なわれる可能性があることを知っていて、それが決まったのなら『OK、それをチャンスとして活用しよう』と我々は考える」
「我々は、素晴らしい組織を持っていると思