トルコに資産を置き続けると「年に3.5%も目減り」する トルコリラ、新興国通貨の現状と展望(マネーの達人)

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現在、トルコリラは14円台と過去最安値水準まで下落していて、市場のリラ安への不安は日に日に増し続けています。 では、なぜこれだけリラ安が進んでしまったのか。それはリラの実質金利が他国と比べて極端なマイナス金利状態となっているためです。 実質金利は、名目金利から物価上昇率を引くことで求められ、その計算式は次の通りです。 実質金利 = 名目金利 ‐ 物価上昇率 ここで言う名目金利とは「政策金利」のことを指します。 現在のトルコの政策金利は8.25%まで引き下げており、それに対して物価上昇率が11.76%と異常な水準で推移しています。 トルコの現在の実質金利はマイナス3.5%であり、他の主要新興国の実質金利がほぼマイナス1%以下であるのに対して異常な水準を維持しています。 つまり、トルコに資産を置き続けると1年間3.5%も目減りしてしまうということです。 米国でさえ実質金利がマイナス0.6%であり最大マイナス2%ほどになる可能性が市場で囁かれているなかで、これだけ金利がマイナスであるとトルコに通貨を置いておくほど不利になります。 そこにコロナショックによる経済不安が重なってしまったため、リラに対する信用不安はさらに拡大しました。 株、為替、債券全ての金融資産に資金が回らなくなる事態になっています。

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(2020/09/06)