【川崎】神奈川ダービーの逆転勝利につながった“クオリティの差”。チームの根底に流れる向上心(SOCCER DIGEST Web)

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[J1リーグ14節] 横浜1-3川崎/9月5日/日産スタジアム  J1の14節、敵地で横浜と対戦した川崎は開始早々に先制を許すも、3-1で逆転勝ちを収めた。ゴール数トップの川崎と、同2位の横浜という“矛×矛”対決として注目された一戦だが、最終的に川崎が打ち勝ち、リーグ首位を快走。この結果、15試合を終えて、川崎は得失点差を「31」にまで伸ばし、攻守でバランスの取れた強さを発揮している。 【J1第14節PHOTO】横浜1-3川崎|立ち上がりに先制を許すも慌てず逆転!川崎が圧巻の強さを見せつけ「神奈川ダービー」を制し首位キープ!  試合後に取材に応じたキャプテンの谷口彰悟は、チームの特長として「一人ひとりがプレッシャーが来ていてもボールを持てる、ターンできる」という意味での「クオリティ」があると説明。また横浜の天野純も、川崎の選手の質の高さに言及していた。  横浜も選手個々の質の高さはリーグでもトップレベルだが、結果的に勝敗を分けるに至る質の違いはどう生み出されたのか。この点について鬼木達監督はこれまでチーム内の向上心を挙げてきた。  その話を初めに聞いたのは、リーグ再開から1か月が経過した8月6日の取材時。川崎はリーグ再開初戦の鹿島戦の勝利を皮切りに7連勝中。ルヴァンカップでの鹿島戦にも勝利しており、公式戦で8連勝を飾っていたタイミングだった。 「自分たちの強味は、改めて個々の選手の向上心の強さというか、そこにあるんだろうなと思っています」  具体的には、過密日程でも練習で何かを得たいと考える選手たちが多いのだという。 「こういう過密日程のなかでも、少しでも自分でトレーニングをして、何か得たい、こういうところで上手くなりたい、ここは強くなりたいと、これだけ日程がタイトでも、今日も走るんだとか、そういうものを感じるんです」  それは個々が自分の目標に従って行なう居残り練習でもそうだろう。もちろん、居残り練習についてはどのクラブでもあるものだろうが、後進たちに影響を及ぼしている可能性があるのが、2013年に加入した大久保嘉人(現・東京V)だ。  豊富な実績を持つ選手でありながら、毎日のように居残りでシュート練習を繰り返し、その練習のなかで、新たな蹴り方を生み出した大久保の姿勢は、もしかしたら今の川崎の練習文化に影響をもたらしている可能性はあるだろう。

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(2020/09/06)