星野「耐えて、耐えて…」安定感光る フジサンケイクラシック(産経新聞)

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 18番(パー4)を使って行われたプレーオフ3ホール目。ティーショットを右のバンカーに入れた堀川に対し、フェアウエーにきっちり乗せた星野はバーディーを決め、激闘に終止符を打った。「本当にうれしい。1度目のプレーオフ(昨年の関西オープン)は負けてしまったが、その経験があったから落ち着いて臨めた」。2年前、悲願のツアー初優勝に涙を流した思い出の地で、24歳はたくましくなった姿を示した。  前回優勝時は2位に5打差をつけて最終日を迎えたが、この日は1打差。2番で早くも同組の時松に並ばれると、7番ではティーショットを池に入れる痛恨のダブルボギー。後半にはスコアを大きく伸ばした堀川や佐藤にも抜かれるなど、楽な展開ではなかった。  「ずっと苦しい1日。耐えて、耐えてって感じだった」。それでも成長著しいホープは崩れない。状況に応じて左右に曲がる球を使い分け、後半はボギーをたたいた直後のホールできっちりとバーディーを奪取。ツアー中断期間中に体を鍛え、スイングを改造した成果も発揮。天候も変動した難コース・富士桜を見事に攻略し、出場選手で唯一、4日間ともアンダーパーで回ってみせた。  余裕を持ってつかんだ初優勝、最終日が中止になって転がり込んだ2勝目に対し、大きな重圧を乗り越えてつかんだ3勝目の価値は大きい。優勝スピーチでは「この経験を生かして4勝目、5勝目を目指す」と力強く宣言した。(奥村信哉)

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(2020/09/06)