【朝鮮日報コラム】歴史と伝統を誇る右派政党の卑怯さ(朝鮮日報日本語版)

【リンク先抜粋】
 度重なる執政と無能、支持率低下を光化門集会で一気に覆す文在寅(ムン・ジェイン)政権の技術は驚くべきものだった。しかし、野党にはもっと驚かされた。統合党が素早くムードに乗り、光化門集会を「極右」「腐った血」などと攻撃しているからだ。ある人は「光化門集会の出席者の心理世界はカメラによる注目を浴び、拍手に飢えている」と皮肉った。放送番組でそう主張する人物はむしろ他の誰かの拍手を渇望しているはずだ。 ■「世界で最も平和な国」1位はアイスランド、韓国48位、日本は?  光化門集会が新型コロナウイルスの感染防止に負担となったことは事実だ。そのせいで統合党の支持率が低下しかねないとは言える。そうした現実的な立場を理解するとしても、当日大雨の中で集まった人々が統合党からそんな侮辱と嘲笑、非難を受けるべきだろうか。今の場面は苦境に立った同僚を人民裁判に立たせ、自分の潔白を証明し、大衆の歓心を買おうとしているように見える。  現政権は先月末、教会などの小規模集会の禁止を解除し、外食、公演、旅行用のクーポンも発行した。避暑地には人々が押し寄せた。「コロナの種」は既に全国にまき散らされていた。8月17日は臨時休日に決まった。そんな政権が光復節の集会直前にコロナ拡大懸念を主張するのは説得力がなかった。政権に対する反対集会を開かせないための術策と受け取られた格好だ。  「不法集会に参加すれば検挙する」という当局の発表に加え、雨まで降ったが、光化門には5万人余りが集まった。参加できなかった人々の数はそれよりはるかに多かっただろう。文在寅政権に怒った世論の噴出を「極右」と決め付けてよいものか。 彼らの大部分は全光焄(チョン・グァンフン)牧師や一部の教会とは無関係だ。朴槿恵(パク・クンヘ)前大統領釈放や4月の総選挙不正疑惑を主張する人々もいた。だが、白昼にテロを行う極右勢力ではない。現政権は全国民主労働組合総連盟(民主労総)などが不法暴力集会を開いても「極左勢力」と呼んだことないが、統合党は国を憂いて集まった人々をはばかることなく「極右」「腐った血」と呼んだ。

続きはこちら

(2020/09/06)