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　向日町競輪場で開催されたＧⅢ「開設７０周年記念」（平安賞）は６日、最終日を行った。決勝は丁寧な立ち回りからまくりを決めた山田英明（３７）が一昨年４月の地元・武雄以来、ＧⅢ３回目（３日制１回）の優勝を飾った。初のグランプリ出場に思いをはせる〝佐賀のよか男〟が一歩前進した。 【動画】平安賞優勝の山田英明を直撃！ 　一昨年、見えかけていたＧＰがあり、その喧騒があった。だが昨年はヒットがなく、おとなしく一年を終えた。「騒がれている時は大変だったけど、騒がれないのは寂しいと分かった（笑い）」。今年はどん欲に意識して、ＧＰ出場を口にする。 　決勝は「タツ（近藤龍徳）君がスタートを決めてくれたのがすべて」とラインを組んだ近藤に感謝し、「調子は良くなかったけど、自分なりに最終日には調整できた」と勝利を喜んだ。残りの戦いはこれまで以上に大事になる。「地道に行きます」とさわやかに笑った男が１２月３０日、平塚に近づいた。

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(2020/09/06)