予選モード規制にレッドブルは満足できたかわからない。ボッタス、ライバルの“期待”裏切る2番手確保(motorsport.com 日本版)
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2020年のF1第8戦イタリアGP予選は、メルセデスがフロントロウを独占。ルイス・ハミルトンが自身94回目のポールポジションを獲得し、バルテリ・ボッタスが2番手につけた。
【動画】2020F1第8戦イタリアGP予選ハイライト
イタリアGPからは、新たにFIAがエンジンモード規制を施行。予選と決勝を同じモードで走ることが必要になり、これまでに“パーティーモード”などと呼ばれていた予選用の特別な高出力設定が禁止されることになっていた。
それにも関わらず、メルセデスはハミルトンが3番手のカルロス・サインツJr.(マクラーレン)に0.8秒と大差をつけてみせた。
一方でこれまでメルセデスと競ってきたレッドブルは、マックス・フェルスタッペンが5番手と苦戦してしまった。
ボッタスは予選後、ライバルからのロビー活動で後押しされたとの噂もある規制に、レッドブルが満足しているかどうかはわからないと語った。
「僕のロングランでのペースも、チームとしてのペースも、強力なものに見える」と、ボッタスは言う。
「エンジンモードのレギュレーション変更だけど、僕らとしては以前よりもレースでより良くなるだろう。うまく行けばいいね」
「ただレッドブルがこのエンジンモード規制について、今どれくらい満足しているかはわからない」
またハミルトンに予選モードが恋しいかどうかを訊くと、彼は次のように煙に巻いた。
「これまでにパーティーモードなんてモノを持っていたとは思ってないよ」と、ハミルトンは冗談めかして語った。
「誰かが作り上げたモノだよ。スパでそのモードを使っていたかどうかは誰もわからないだろう?」
メルセデスは2018年、パワーユニット出力で大幅に向上を果たしたが、その際にハミルトン自身が“パーティーモード”という言葉を作り出していた。
モンツァ・サーキットでの予選はコース上がしばしば渋滞しアタックに影響が出る。そしてボッタスはQ3に先頭でコースに出てハミルトンを後ろに従えることを選んだが、わずか0.069秒差でハミルトンに敗れポールポジションを逃してしまった。
ただボッタスとしてはトウ(スリップストリームによるアドバンテージ)を得るよりも先頭でクリーンな状態で走った方が良いと考えていたようだ。
「今週末はかなり速さを感じていたから、ポールポジションではなく