<北朝鮮専門家インタビュー>金正恩の悩み(2)(中央日報日本語版)

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Q:韓国政府が対北朝鮮政策で何をすべきと考えるか 「月を見なければならない。指先を見ていてはならない。最近多様なアプローチをしながら『迂回戦略』という言葉が出ているが限界があるだろう。個別観光や国際社会の対北朝鮮制裁を迂回する戦略を展開するということだが、法の精神の趣旨を考えなければならない。法に殺人罪と窃盗罪のようなものがあるからと、それなら他の犯罪はしても構わないということか。 制裁の精神は経済的に圧迫し非核化をしようというものではないのか、制裁リストになくても制裁の精神に合うのかを考えなくてはならない。そうでなければ他の国が韓国をどう見るだろうか。国連の決定は国際社会が守るべき規範だ。制裁の精神を考えなければならない。そのためには迂回戦略ではなく対北朝鮮制裁の構造を変える役割を韓国がすべきだ」 Q:例えばどのようなものがありえるか。 「米国を説得する方法がひとつになれるだろう。制裁をして効果があったのか、人民だけ苦しんでいるのではないのか。包括的な制裁ではなく標的制裁をし、制裁の目的が核とミサイルであるならするという粘り強い説得が必要ではないか。 (現在の制裁は)経済制裁ではなく封鎖だという論理を掲げるにしても制裁を緩和するにしても、制裁はしても南北間の基本的な交流協力は対象から免除し、事後モニタリングをしたり構図を変えていかなければならない。制裁はそのままにしてコメや砂糖とビールを替えるのは単発イベントだ。写真を撮ることはできるだろうが変わるものはない。単発のイベントに執着してはならない。個別観光も同じだ。人が何十人、何百人行ったところで試験観光規模だ。新型コロナウイルスのため何人が行くだろうか。南北首脳会談よりは韓米首脳会談がもっと必要かもしれない」 Q:現在の北朝鮮の経済状況を評価するならば。 「北朝鮮は国際社会の制裁という夕立を長く浴びている。水が染みてきてはいないか。北朝鮮の主要輸出品である無煙炭や衣類賃加工を防ぎ2015年に比べ70~80%の輸出の道がふさがれた。輸入も同じだ。一部好転しているという統計もあるがあまりにも制裁が強いためベース効果かもしれない。 ただ、昨年農業生産が増加し建設業が増加した。人民生活の衣食住と関連した成長なのかはっわからないが、今年は新型コロナウイルスと梅雨と台風によりさらに厳しくならないだろうか。 経

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(2020/09/06)