不人気車から大逆転! 超ヒット車ノートの意外な変遷とは?(MOTA)
【リンク先抜粋】
ところが、2016年のマイナーチェンジでその様子が大きく変わった。そう、それこそが今日産が売り出し中のe-POWERだ。
簡単に言うと、ガソリンエンジンを発電機として使用し、発電した電気でタイヤを駆動するというシステムで、電動駆動車にも関わらず充電がいらないという代物である。さらに、モーターで駆動するため、既存のガソリン車では味わえない、スムースな加速が売りなのだ。
■他メーカーも戦々恐々だった?
当時、筆者は某S社でディーラーマンとして働いていたが、会社から「日産からスゴいのが出るぞ」というウワサが立つほどの反響で、同クラスでライバルとなるスイフトのセールス強化を命じられた。
個人的には「それほど売れていないノートにいくら手を加えても大した結果にはならんだろう」と呑気に構えていたが、発売するやいなやお客さんを全てノートに持って行かれてしまった苦い経験は今でも忘れない。
CMで「充電のいらない電気自動車」というキャッチーな触れ込みや、あのモーター特有の走りはこれまでの常識を覆すモノで、売れるのも納得ではあるが。
事実、ノートはe-POWERの追加で、かつてのサニー以来48年ぶりに国内販売台数1位を獲得するほどの人気を獲得するまでになったのだ。
このノートの大ヒットにより、日産はe-POWER搭載車をセレナにも採用。間も無く登場予定の新型エクストレイルにも搭載する見込みで、ますますe-POWER攻勢が止まらない日産の動きに注目だ!
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】