岸田、石破両氏がテレビで論戦 菅氏は官邸で台風対応(産経新聞)

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 自民党総裁選に出馬表明した岸田文雄政調会長と石破茂元幹事長は6日午前、NHK番組に出演し、新型コロナウイルス対策や外交・安全保障をテーマに論戦を繰り広げた。菅義偉(すが・よしひで)官房長官も出演予定だったが、台風10号が九州地方に接近していることを受けて取りやめ、首相官邸で対応に当たった。  岸田氏は新型コロナ対応について「大事なことは感染症対策と経済対策。車の両輪としてしっかり進めていかなければならない」と強調した。秋冬のインフルエンザ感染拡大期に備えてPCR検査態勢を充実させる考えを示し、経済政策に関しては「需要の回復はしばらく厳しい。当面は財政金融政策を動員することが大事だ」と述べた。  一方、石破氏は飲食店などに休業要請をしても休業補償がない改正新型インフルエンザ等対策特別措置法について「感染を収束させるために特措法改正、そういう考え方であるべきだ」と主張。経済の立て直しに向け「内需中心、地域分散経済を作っていく」と述べ、東京一極集中の是正を訴えた。  外交・安全保障について岸田氏は「地球規模の課題に日本が汗をかいてルール作りを先導することによって存在感を示し、発言力を維持していく」とソフトパワー外交を進める考えを示した。石破氏は「日米同盟に軸足を置きながら、どうやってこの不幸な状況を解決できるか。それはアジア、ヨーロッパの共感を得ることだろう」と述べた。  総裁選をめぐっては、菅氏が党内7派閥のうち5派閥の支持を取り付け優勢に立っている。石破氏は「政治を決めるのは国民で、自民党を決めるのは党員だ。国民のための、党員のための自民党であるべきだ」と述べ、派閥の動きに苦言を呈した。  岸田氏は「人材育成などのメリットもある」とした上で「派閥の弊害という点を国民から指摘されることについては謙虚に受け止め、あるべき姿を考えていかなければならない」と述べた。

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(2020/09/06)