大谷翔平、メジャー初のサヨナラ打も“密”禁止に戸惑い「普通のシーズンで打ってみたかった」(スポーツ報知)
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◆メジャーリーグ エンゼルス6x―5アストロズ=延長11回=(4日、エンゼルスタジアム)
エンゼルス・大谷翔平投手(26)が4日(日本時間5日)、本拠地のアストロズ戦で、メジャー初のサヨナラ打を放った。
「うれしいですけど、普通のシーズンで打ってみたかったですね。(祝福に)行っていいのか、みんな分からないので」
歓喜の輪の中心に立った。だが、新型コロナウイルス感染防止で“密”は禁止。なるべく接触を防ぐため、喜びは爆発させられなかった。それでも、大谷の一打は値千金だった。タイブレークの延長11回1死二塁で迎えた6打席目。左腕・レイリーのフルカウントからの6球目だった。「4番・DH」の大谷は真ん中付近のスライダーに反応し、サヨナラ打を右前に落とした。控えめに手を上げながら、ナインとエアタッチした。
サヨナラ打は、日本ハム時代の16年10月25日に広島との日本シリーズ第3戦で、右前適時打を放って以来。日本人メジャーリーガーのサヨナラは14年7月24日に、ロイヤルズ・青木がインディアンス戦の延長14回に左前適時打を放って以来、6年ぶりだ。
不調に苦しむ中でも光が見えてきた。シーズンの半分以上を消化しながら、打率は1割台。試合前には「それは心地のいいものではないですけどね」と胸の内を吐露。右足を上げるフォームを試しながらも、4打席目の3球目のみノーステップでスイングするなど試行錯誤は続いている。
それでも一ゴロに倒れた9回の5打席目から感覚はよかったといい「投手がよりクリアに見えた。(ボールとの)距離感の詰め方もよかったので、あしたもやっていきます」と完全復調を予告した。(安藤 宏太)
◆日本人サヨナラ安打 エンゼルス・大谷のサヨナラ安打は、2014年ロイヤルズ時代の青木宣親以来、日本人選手通算26本目。最多は松井秀喜の6本(うち本塁打3本)、イチロー5本(同2本)、井口資仁3本(同1本)と続いている。