相模原3戦ぶり白星 大卒ルーキー鹿沼がプロ1号(日刊スポーツ)

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<明治安田生命J3:相模原3-2福島>◇第14節◇5日◇ギオンス 若手とベテランの活躍が光ったSC相模原がホームで福島ユナイテッドFCに3-2で競り勝ち、3試合ぶりの白星を手にした。 まずは前半43分。左CKを得ると、キッカーの元日本代表MF藤本淳吾(36)の蹴ったボールに大卒ルーキーのMF鹿沼直生(22)が頭を合わせ、GKがはじいたこぼれ球をFW和田昌士(23)が詰めて先制。直後の同ロスタイムにもセンターサークル付近で得たFKを藤本が蹴り、ゴール前に入れたボールを最後はFWホムロ(28)が押し込んで追加点。8月21日に加入を発表したばかりのベテランの正確なキックが起点となり、2点リードで折り返した。 後半7分からは雷の影響で試合が約35分間、中断するハプニングも起こった。しかし、相模原は集中力を切らさず、再開後の同9分。左クロスに鹿沼が頭から飛び込んでネットを揺らし、うれしいプロ初ゴールがダメ押しの3点目。終了間際に2点を返されたが逃げ切り、ホームで勝ち点3をつかみとった。 相模原の三浦文丈監督(50)はセットプレーから2得点したことについて「単純に藤本淳吾が狙い通りのところにボールを蹴るというのと、福島さんがあまり(体が)大きくなかったので、うちがパワーを持って入っていけたのかもしれません」と振り返った。終盤の2失点については「反省しないといけない」と厳しい表情。次戦の2位ロアッソ熊本との一戦にむけては「勝って引きずり下ろさないといけない相手。全力で準備して臨もうと思います」と力を込めた。 プロ初ゴールを決めた鹿沼は「良いボールがあがってきたので、決めるだけだった。素直にうれしかった」と笑顔で振り返った。専大から加入1年目のルーキーながら、今季は開幕からチーム唯一の14戦フル出場。8月30日の前々節ガンバ大阪U-23戦から中2日での3連戦も当たり前のようにこなしてきた。監督からは連戦前に「お前はいくぞ」と声をかけられていたと明かし「意外と今日が一番動けたかもしれません」と笑った。 チームはこの日の勝利で5位に浮上した。鹿沼は「大卒はルーキーだけど即戦力にならなければいけない。J1、J2で大卒選手が数字を残しているのを見ると、自分にもわかりやすい結果が必要かなと思っています」と高い意識でチームをけん引していくことを誓った。【松尾幸之介】

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(2020/09/05)