今夏の“怪談ブーム”で「レイワ怪談」が大ヒット 原作者は“令和の稲川淳二”(ENCOUNT)

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 学研ホールディングスのグループ会社「株式会社 学研プラス」の発刊した書籍「レイワ怪談」シリーズ3作が、8月28日付の「楽天ブックスランキング(児童書)」で1・2・3位を独占した。“怪談ブーム”に一役を買うことになりそうだ。 【画像】令和の“怪談ブーム”で大ヒット “イマドキ”な怪奇現象も特徴の「レイワ怪談」シリーズ表紙カット  今年の夏、映画では「事故物件 恐い間取り」(中田秀夫監督、亀梨和也主演)が全国観客動員数1位を記録(2020年8月29~30日、興行通信社調べ)し、テレビでは、つのだじろう原作のオカルト漫画「恐怖新聞」がドラマ化されるなど、ホラー作品がメディアをにぎわせている。その追い風に乗って、書籍「レイワ怪談」シリーズも大ヒット中だ。 「レイワ怪談」は、怪談家の「ありがとう・ぁみ」が原作を務める、児童向けホラー短編集だ。19年7月に「レイワ怪談 新月の章」、「レイワ怪談 半月の章」の2冊が同時発売され、さらに20年2月には「レイワ怪談 三日月の章」が発売。現在シリーズ3作が発売中となっている。  人気の秘密はどこにあるのか。本作シリーズは児童書で、子どもたちにももちろん人気だが、実は大人の読者からも「子ども向けと思ったのに、こんなに怖いとは……」など、評価の声が多数あるという。なにしろ原作は“令和の稲川淳二”と呼ばれる怪談家、ありがとう・ぁみ氏(吉本興業所属)だ。ぁみ氏は詳細な取材を基に怪談を展開することで知られており、実は本書で語られる怪奇現象も、すべて(注:ぁみ氏いわく97%)が実話に基づいた本格的なものとなっている。  また、怪奇現象が“イマドキ”なのも特徴。かつて、幽霊が宿るのは写真(心霊写真)や電話(メリーさんの電話)などに相場が決まっていた。一方で、「レイワ怪談」には、新しい怪奇現象が数多く収録されている。ライブ配信アプリ、人工知能、カーナビゲーションシステム、スマートフォン……。テクノロジーの進歩は、本来、人間が目にしてはいけないものを映し出してしまうのかもしれない。

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(2020/09/05)