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　静岡県は5日、富士市のスナックでクラスター（感染者集団）が発生したと発表した。3日に公表した同市の感染者と同じ時間帯にスナックを利用していた3人と、そのうちの一人と別の日にスナック内で接触した1人の計4人の感染を新たに確認した。県内でのクラスターは10例目。このほかに富士市、伊東市、東伊豆町でそれぞれ1人ずつ感染者が出た。 　県は関係者と利用客を把握できていて、これ以上の感染拡大の可能性は低いとして店名を公表していない。最初に確認された感染者の発症日は24日とみていて、22～27日のスナックの利用客や従業員のうち、19人の検査を終え、残り数人の検査を急いでいる。スナックは8月28日から休業している。 　最初の感染者と接触して陽性が判明したのは、富士宮市の高齢でない成人、富士市の高齢でない成人、富士市の50代。もう一人は富士宮市の高齢でない成人と接触した富士市の高齢でない成人で、二次感染の疑いがある。 　クラスター以外の感染者は、感染者と会食していた富士市の未成年者、感染経路不明の東伊豆町の30代、伊東市の高齢でない成人の医療機関職員。この職員は勤務先で後に陽性が判明する感染者と接触があった。 　県内の累計感染者数は493人（再陽性者を含め494人）になった。

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(2020/09/05)