国際スポーツ大会、手探りの再開(産経新聞)

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 新型コロナウイルスの影響で延期・中止が相次いだスポーツの国際大会。8月に入りゴルフのメジャー大会が男女とも実施、テニスの四大大会、全米オープンも開幕するなど著名な大会が戻りつつある。一方、渡航制限や感染不安から出場を避ける選手も多く、国境を越えて人々が集まる国際大会ならではの難しさも浮き彫りになる。国内では来夏の東京五輪・パラリンピック開催に向け政府が4日、ウイルス対策を検討する調整会議を立ち上げたばかり。国際大会の動向は「ウィズコロナ五輪」開催への指標ともなりそうだ。 ■テニス 選手は数度のPCR検査  元世界ランク1位の大坂なおみ(日清食品)が出場中のテニスの全米オープンは、感染対策を厳重に講じた上で開幕した。選手はPCR検査を受けて会場入りした後、48時間以内に2度目、その後は4日ごとに検査を受ける。選手は食事・ショッピング施設などが入る隔離された専用エリアで常に行動。外部に出る際は許可が必要で、主催者側は大会での感染を最小限にとどめたい考えだ。 ■サッカー ホームアンドアウェー方式回避  一方、サッカーの国際大会は決勝以外、ホームアンドアウェー方式で実施されることが多いが、欧州チャンピオンズリーグの場合は8月12~23日、リスクを避け一発勝負とし、ポルトガルの首都リスボンにある2つのスタジアムに8チームが集って、準々決勝から決勝までを行った。  欧州サッカー連盟(UEFA)のチェフェリン会長は「関係者が一枚岩になった」ことが再開に至った理由とし、「サッカーが止まっていないことを示すためにも大会を行うことが重要だった」とコメントした。 ■国をまたぐ移動、選手の負担に  国際大会出場をめぐっては、国をまたぐ移動も選手の負担となる。米国はプロの海外選手を入国制限の適用外とするが、約160の国・地域を入国拒否の対象とする日本は入国を認めても2週間の待機を求める。  8月20~23日の女子ゴルフのAIG全英女子オープンに出場した日本の渋野日向子が大会後、そのまま米国ツアーに参戦予定なのは、帰国すれば自主隔離が必要との事情もあるとみられる。一方、昨季国内賞金女王の鈴木愛は「日本にいる方が感染の確率は少ない」とし、年内のメジャー回避の意向を示した。  11月に愛知、岐阜県で予定されていた自動車の世界ラリー選手権のラリー・ジャパン実行委員会は8月19日、

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(2020/09/05)