クラスターから再出発…鳥栖1カ月ぶり公式戦で快勝(日刊スポーツ)

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<明治安田生命J1:鳥栖3-0横浜FC>◇第14節◇5日◇駅スタ 8月に関係者を含め12人が新型コロナウイルスに感染し、Jリーグ初のクラスター(感染者集団)が発生したサガン鳥栖は5日、約1カ月ぶりに公式戦に復帰し、ホームに迎えた横浜FCを3-0で下した。 8月26日に練習が再開され、リーグ戦は4試合が延期。前日4日にチームに合流した金明輝監督(39)もベンチから指示。今季リーグ戦、ホーム初勝利となった。    ◇   ◇   ◇ コロナ騒動に揺れた鳥栖が5試合ぶりリーグ戦を白星で飾った。2週間活動休止だったとは思えない攻守のハードワークで圧倒だ。序盤からパワー全開で主導権を握り、前半11分、クロスをFW金森が体ごと飛び込み、鳥栖初得点で先制。後半も攻撃の強度は落ちず、2得点で突き放した。 8月10日のPCR検査で陽性判定を受けた金監督は8月8日鹿島アントラーズ戦以来の采配。この日は、鹿島戦に出場していたFW豊田、FW石井、DF高橋秀、DF原ら複数の主力がベンチ外。それでも試合直前インタビューで、金監督は「試合が始まれば関係ない。勝つための準備はしてきた」と強気だった。 試合勘や練習不足によるハンディへ、懸念もあった。だが、8月26日の再始動にあたり、主将のDF小林は「言い訳にするつもりはいっさいない」と感染防止意識の甘さを真摯(しんし)に受けとめつつ、横浜FC戦へ「負ける気は毛頭ない」と前向きだった。 鳥栖をめぐっては、金監督ら選手、スタッフ11人が感染するクラスターで、8月11から25日まで活動を休止した。同26日の全体練習再開後も自宅待機となっていた金監督ら11人だったが、前日4日にやっとチームに合流していた。 DF小林が「意識の差というところを、現場レベルで言いあえる環境をつくれたら」とした反省を踏まえ、厚労省のクラスター対策班から指摘された感染リスクが高い行為を見直して臨んだ約1カ月ぶりの公式戦、3発快勝で再出発した。【菊川光一】

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(2020/09/05)